☆「小田原市の政治倫理規定に関する申し立て書」を小田原市議会および、同 議会事務局に提出しました。

本件は申し立ての内容を鑑み、公開すべきタイミングを
見計らっておりましたため、現在に至りました。
(オンブズマンとしての所感)
申し立て書の記載内容に対しての回答は、ただ単にそのような
事実は一切ないとの結果を述べたにとどまり、そこに至る具体的な
検証過程等の記載がない、淡白で誠実とは言えない回答で、納得できる
回答ではありませんでした。

真鶴町の問題を振り返って~

真鶴町長による選挙人名簿流出から端を発した真鶴町の問題は、昨秋選挙での新町長就任と今年2月臨時議会を経た副町長の3年半振りの就任で、執行体制としては一旦の終焉を迎える事が出来たと言えるのではないだろうか。
そこで、長きに渡ったこの問題を振り返ってみる事としました。

① そもそも真鶴町は、村合併の前からの真鶴地区と岩地区から分断が続いた感のあるなか、町政リーダー(町長)は町役場出身の方々が就任してきた歴史があった。

② であるからして、必然的に視野の狭い形の行政が続いてきたと言える(言えなくはない)状況である。

③ そんな歴史のなか、職員出身の松本一彦氏が当時、町長に当選した。

④ ここからは所感を綴る形ではあるが、そういった歴史のなか、今回の一連の問題は氷山の一角とも考えられる。

⑤ ここで記事に明るみに出た事実や関係する情報によると私たちの感覚からすると、町役場のなかの情報セキュリティーに対する常識・職員の感覚・リスクヘッジすべき設備状況などがいわゆる昭和のままで、世の中の変化にも取り残され、維持され続けたわけであって、なるべくしてこういう問題が発覚したと考えてしまう。

⑥ 具体的には、重量な住民台帳を役場執務室の書棚の上に重ね、鍵もかけなく放置している役場内の「常識」に対し、彼が職員時代、課長職時代にその
「常識」で個人情報を閲覧・入手することにほぼなんら抵抗がない感覚で、当該行為に走ってしまったと考えられる(考察結果)。

⑦ この考察は、セキュリティーやコンプライアンスが非常に厳しくなった、
令和のいまの社会的・民間企業人の感覚からすると隔世の感がある。

⑧ なので、松本氏個人を想像するに、若い時代に入庁してから、それほどセキュリティーやコンプライアンスの教育を受けていない(受けたとしても結果、
備わっていなかった)状態で来てしまっていたと考えられるし、ほかの職員も
まだ同じ意識のレベルで勤務している職員も多いのではないか。

⑨ 比較していうと、我々、民間企業の仕事のデスク上には、基本、書類などが目に付く状況とは決してしない。

しかし、県西2市8町のどの役所役場は、外部に対するセキュリティの甘さ(厳重性に欠ける)とともに執務室エリアに自由に入れる物理的構造と雰囲気が残っている。・・これはこれで、昭和ながらの良さは残されているが。

⑩ しかしながら、これではいざとなったら外部からの不法侵入
(夜間の入り口も顔パスとかあったりして・・)ふくめ、町内の個人情報などがいろいろ持ち出しが容易い(やり放題が可能)のではないかと考えてしまう。

⑪ 以上、建物自体や執務室環境と職員の昭和から変わらない意識が氷山の一角でこの問題を露呈したと考えるが、もうひとつピックアップしたいのが、松本氏と知り合いの隣町議員による住民台帳書き写し違反問題についてである。

⑫ 昔ながらのその情報取得手法(手がき)が、世の中の社会変化や現在のデジタル技術を生かした作業や業務の効率の風潮とは(いままで法律・規則が全く見直されずに)全く逆行していることは問題が発覚したこととは切り離して、正直、おかしな既存ルールではないだろうかと我々は考える。

(もちろん、現在のSNS発達により、ルール変更にともなう弊害はあるだろうが
そういうことは、自治体が横連携して知恵を絞っての今にマッチした環境や
ルールを模索すべきで、その動きすらが表出されてない状況に違和感がある)

⑬ 良い意味の部分で手書きの少なくなった、このデジタルの時代に隔世ある手書きで何百人もの情報を手を動かして1つ1つやっていく(書いていく)のは民間企業、一般社会の営みからは遥遠くかけ離れた状況・手法である。

⑭ ですので、手書きが面倒になってつい、電子機器で丸ごと、個人情報を写してしまったのも、生身の人間としてはあってもおかしくはない事象だと感じる。

⑮ それと、その時には個室を職員に案内されただけで、職員のきちっと立ち会いのもと、書き写す運用だったらこの問題は起こりえなかったはずである。

⑯ 以上が、所感として大きく2つであるが、県西のおそらくすべての役所・行政運営がいまどきとかけ離れ、もしかしたら県西だけが取り残されているのかも知れない。

⑰ 今後は、他の地域から移住された新しい真鶴の町長は、まずは、まっとうなセキュリティーやコンプライアンスへの諸所の配備と教育をされていくべきであり(期待)、真鶴町(に限らないとは思う)のきちっとした再生には不可欠で、必要十分条件の課題解決を世の中から求められている。

統一教会アンケート結果

統一教会アンケート結果が閲覧出来ます。

小田原市議会議員(pdf形式/189KB)

小田原市議会議員アンケート結果自由記述  (pdf形式/260KB)

開成町議会議員 (pdf形式/141KB)

開成町議会議員アンケート結果自由記述(pdf形式/56KB)

中井町議会議員    (pdf形式/138KB)

中井町議会議員アンケート結果自由記述 (pdf形式/52KB)

南足柄市議会議員  (pdf形式/152KB)

南足柄市議会議員アンケート結果自由記述 (pdf形式/52KB)

山北町議会議員   (pdf形式/136KB)

山北町議会議員アンケート結果自由記述 (pdf形式/46KB)

2023年6月17日 規約の改定について

2023年6月17日に開催の総会において規約の改定を行いました。
改定点は(役員の種類)第6条 本会には次の役員を置く。(5)監事2名を1名にいたしました。
(表題、文中、「2023年6月19日」を「2023年6月17日」に訂正しました。)

(役員の種類)
第6条 本会には次の役員を置く。
(1)代 表      5名以下(共同代表制)
(2)副代表      6名以下
(3)事務局長     1名
(4)会計責任者    1名
(5)監事       2名 → 1名

 

統一地方選挙の後半戦投票日

今春、行われています*統一地方選挙の後半戦投票日が直前に
迫って来ました。期日前投票も始まっているところもありますので
皆さん、お早目の投票をお願いしたいと存じます。

*4/23㈰*
は、その後の動きで下記の投票に加え、湯河原町町議の補選もございます。
なお、開成町での町長選挙は13年ぶりに無投票となりました。

それと、*今年度の会員総会開催*を以下、速報させていただきます。
*日時:*6月17日㈯ 午後前半*の時間帯で
*場所:UMECO 会議室
**総会後の予定イベント*:県西で首長経験者による講演、県
西選挙当選者へのアンケート結果

以上、今からのご都合調整など、なにとぞ宜しくお願い致します。

*地方自治**ウォッチャーズ*
*~県西オンブズマン~*
* 代表 兼)事務局長*
* 岡崎 克人*

会員総会及び講演会のご案内

会員総会及び講演会のご案内につきまして続報させていただきます。

ご参加をなにとぞ宜しくお願い致します。
また、*_本メールのご返信にてご参加を承ります。

(講演会からご参加も大丈夫です。

総会開催日時:6月17日㈯ 午後1時半~

場所:UMECO 第2会議室
総会後のイベント(講演会等)*:*6月17日㈯ 午後2時~(1時間程度の予定)
場所 同上。 参加費は無料。 内容は以下です。

元開成町町長 露木 順一さま
ご講演仮タイトル: 
県西地区 地方自治・政治をズバッと斬る! ~ 現状の課題と今後のあり方について~

県西選挙当選者へのアンケート結果

それと、*今年度の会費お支払い*を以下にて、お待ち致します
口座記号番号⇒ 00260-7-144284
口座名称  ⇒ 地方自治ウォッチャーズ県西オンブズマン
正会員 年会費* :2,000円(総会決議権あり)
賛助会員 年会費*:1,000円(総会決議権なし)

会員の皆様へ

県西オンブズマン 岡崎です。

去る、6月17㈯はUMECO第2会議質におきましては
元開成町長 露木順一さんによる大変興味ある
ご講演のほか、以前からアナウンスしてました
県西地方議員(今回は今春、統一地方選挙で改選の方々対象)
への*旧:統一協会関係アンケートの取り纏め集計:回答結果*をこちらにて 展開致します。
いくつかの添付を各々、小田原市・南足柄市・開成町・中井町・山北町と明記してますので、ご覧願います。
(なお、見やすい観点のみで赤字部分で色合い分けしてますが特に大意はございません)

*今年度会費の方をまだ未納の方は*
前回、以下の6/3土曜のメールの通り、お支払をなにとぞ宜しくお願い致します。

会費のお支払いについて(補足)

会費お支払いにつきお問い合わせを皆様の中からいただきましたので、補足をさせて頂きます。

今年度の会費お支払いを以下にて、お待ち致します

口座記号番号⇒ 00260-7-144284
口座名称  ⇒ 地方自治ウォッチャーズ県西オンブズマン
正会員 年会費:2,000円(総会決議権あり)
賛助会員 年会費:1,000円(総会決議権なし)

【補足】
入金は振替口座にお願いします。
郵便局に行きますと、青い用紙の「払込取扱票」というものが置いてあります。

以下、記載要領です。

口座記号 00260-7と記載し、口座番号には 144284と記入願います。
また、加入者名のところに 「地方自治ウォッチャーズ県西オンブズマン」
と記入しまして、金額、郵便番号、住所、お名前を記入してお振り込み願います。

船出

やっと船が出せました。

昨秋、『もっと多くの人に政治や行政に関心を持ってもらうための組織を作りた
い』と知人から話がありました。
いっしょにやらない?
やるやる!

きっかけというか、スタートに至る思いはまったく同じではありません。
2 市 8 町、それぞれの状況があります。
ジモティーも転入組もいます。
学生もいれば 90 歳オーバーのメンバーもいますので
「ここが課題だ!」と思うポイントは違っているかもしれません。
なんで集まった?よりも、なにをやるか!
ここに注目してください。

1つの自治体だけで解決しないこともあるし、自分の街のことになるとつい前
のめりで客観視できなくなるかもしれません。
だからこその県西連合です!

さて、オンブズマンは住民監査請求などの直接的な追及をイメージされる方も
いらっしゃるでしょう。
逆に行政監視院のイメージが強い方もいらっしゃると思います。札幌神 HP に
は『スウェーデン語の「OMBUDSMAN」が原語であり、代理人などと訳され
ています。
一般には、市民の権利と利益を守る代理人として行政の監視を行う任務を持つ
職とされています。』
とありますが、これなどは後者をイメージされているようです。
我々の大先輩、「かながわ市民オンブズマン」の今年の総会で、代表幹事の大川
弁護士の話の中に、
『住民が議会の中の話は違う世界のように思っている。これからは住民と議員
が手を携えていい関係を築いて、健全化を図れるようにする必要がある』と仰
っていました。

一部の先鋭的な人間たちがやっている活動と思われると一般の住民との乖離が
大きくなる可能性もあります。
我々が思うところは、より多くの住民に議会や政治に興味を持ってもらうこと、
衆人環視の中で健全化を目指すということです。
まずが多くの人が議会の傍聴に行き、そして市町の行政の動きに注目していた
だきたいと思っています。
そのための情報発信をやっていきたいと思っています。
あとは講師を招いての勉強会など。
何をやるか、ぜひこのホームページを定期的に覗いてください。
これからよろしくお願いします。

当日の様子を知らせる「東京新聞 TOKYO WEB」の記事
https://www.tokyo-np.co.jp/article/102672?rct=kanagawa

記者が見る地方議会の今

6 月 30 日に、覆面レスラーのスカルリーパー・エイジ大分市議が大分市を相手取り、訴訟を起こしました。

市議会ホームページと市議会だよりに覆面姿の顔写真の掲載などを求めるものです。エイジ市議は 2013 年 2 月に初当選して現在 3 期目、ベテラン議員といってもいいでしょう。
その 8 年間、ホームページではエイジ議員だけ写真がブランク、市議会だよりでも覆面姿の写真は一度も掲載されていないそうです。「議会は覆面姿での活動を支持してくれた民意を尊重していない」「各地方の声を上げられない議員に対して勇気をもって主張しましょうよ」
と訴えています。

覆面レスラー議員といえば、岩手県議を務めたザ・グレート・サスケ、大阪は和泉市議のスペル・デルフィン、そして長野市議のグレート無茶などが居ます。
いずれも品位に欠けると問題になったりしたようですが、こういった人達もいて、覆面レスラー議員は珍しいけど奇異な存在ではないともとれる現在、8 年も無視し続けている大分市は、民意をないがしろにしていると言われてもしかた無ないかもしれません。

しかし、スカルリーバー・エイジ議員が言うように、声を上げると多数派にいじめられてしまうことがあるというのが今の地方議会の現状です。
あちこちの地方議会で民主主義の根幹を揺るがすようなことが起きています。
それは民主主義の危機でもあります。

北海道門別町の梅村議員は、内部資料を SNS で拡散したことで謝罪文を読めとの懲罰が課され、拒否したために除名処分が下りました。(現在は除名処分の停止中で復職)内部文書とはいえ、傍聴者に配布予定の文書でした。

埼玉県日高市の田中まどか議員は、2020 年3月に日高市議会定例会で可決された議員辞職勧告決議により、議員活動の自由や名誉を侵害されたとして、市を相手取り訴訟を起こしています。

厚木市の名切文梨(ふみな)議員も議長や市を相手取り、会議録への記載などを求める訴訟を今年 2 月、横浜地裁に起こしています。
令和元年の12月定例会での名切議員の発言の音声が市議会が公開している議会の録画映像から削除され、会議録の文書から発言部分を勝手に削除されたからです。

湯河原の土屋由希子議員も議会からいろいろと嫌がらせを受けました。
若いお母さん議員がトップ当選し、忖度しない物言いをしたので多数派のいやがらせが続き、そんなことに屈しない土屋議員は裁判を起こしたというのが事の経緯です。
「地方自治ウォッチャーズ」である我々もこうした事態をもっと多くの方に知ってもらうべく、一回の主催イベントとして2021年7月18日(日)おだわら市民交流センターUMECOにて、講演会を開催します。(ZOOM 配信あり)
https://kensei-onbudsman.com/#br_katsudo1

講師は神奈川新聞社の田崎 基 氏です。
「記者が見る地方議会の今」と題して、名切議員、土屋議員の事例を題材に講演いただきます。

ここで田崎記者について少し紹介しましょう。
近著「令和日本の敗戦」の著者プロフィールには以下のように紹介されています。
「田崎 基(たさき・もとい)
1978 年生まれ。神奈川新聞記者。経済部、報道部、デジタル編集部、報道部遊軍記者を経て、現在経済部キャップ。憲法改正問題、日本会議、経済格差問題、少子高齢化問題、アベノミクス、平成の経済を担当し、取材を続けている。参画した神奈川新聞『時代の正体』取材班が、2016 年度JCJ賞受賞。共著書に神奈川新聞取材班著『時代の正体(Vol.1~3)』(現代思潮新社)、塚田穂高編著『徹底検証 日本の右傾化』(筑摩書房)ほか。」
とあります。
この時から異動され、現在は報道部司法担当です。文中の「JCJ 賞」は新聞・放送・出版などにおける優れたジャーナリズムの仕事を顕彰するもので、1958年から始まった歴史ある賞です。
「令和日本の敗戦」―虚構の経済と蹂躙の政治を暴く
については出版社のリンクをご覧ください。
http://www.webchikuma.jp/articles/-/2009
http://kanawatchers.wp.xdomain.jp/wp-content/uploads/2021/08/令和日本の敗戦.jpg


現役バリバリの敏腕記者による講演会です!
ぜひ参加してください!